ブログ
「夜中の大運動会」はなぜ?猫が夜行性ではない『薄明薄暮性』という習性
いつもプレミアキャットホテル&スパ東京赤坂店/飯田橋店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
夜中に突然、ドタバタと走り回る音で目が覚める…そんな「猫の大運動会」を経験した飼い主様は多いのではないでしょうか?つい「猫は夜行性だから仕方ないか」と思いがちですが、実はその常識、少し違うかもしれません。今回は、愛猫との暮らしをより豊かにする、猫本来の行動特性『薄明薄暮性』についてご紹介します😾
夜行性じゃない!「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」とは?
最近では広く知られるようになりましたが、猫は完全な夜行性ではなく、「薄明薄暮性」という習性を持つ動物に分類されます。これは、夜の帳が下りる夕暮れ時(薄暮)と、太陽が昇り始める明け方(薄明)の、薄暗い時間帯に最も活発になる性質のことです。この習性には、猫の祖先から受け継がれた、生き抜くための確かな理由があります。
🌙 理由①:狩りの効率を最大化するため
猫の主な獲物であるネズミや小鳥などの小動物が、巣から出てきて活動を始めるのが、まさにこの時間帯。外敵が少ない薄暗がりは、獲物にとっての活動時間であり、それを狙う猫にとっては絶好の狩りのチャンスなのです。
☀️ 理由②:自らの安全を守るため
薄明薄暮の時間帯は、昼行性の猛禽類や、完全な夜行性の大型肉食動物といった、猫にとっての天敵が活動を終えたり、まだ開始していなかったりする時間帯でもあります。獲物を狩りつつ、自らの身も守る、非常に合理的な活動時間と言えるでしょう。
なぜ?うちの猫が夜も元気な理由
「でも、うちの子は真夜中に元気いっぱいだよ!」という声も聞こえてきそうです。現代の家猫の生活リズムは、飼い主様のライフスタイルに大きく影響されます。
- 有り余るエネルギー:野生の祖先とは違い、安全な室内で暮らす家猫は、日中にエネルギーを発散する機会が少なく、夜にそのパワーが爆発してしまうことがあります。
- 飼い主様との生活リズム:飼い主様が日中はお仕事などで不在にし、夜に帰宅して猫と遊んだりご飯をあげたりする生活が続くと、猫は「夜=楽しくて嬉しい時間」と学習し、夜型になる傾向があります。
もし、夜中の運動会を少しでも穏やかにしたいと望むなら、夕方から夜にかけての時間に、猫じゃらしなどで集中的に遊んであげましょう。狩りの疑似体験で心身ともに満たされると、その後の休息モードに入りやすくなります。遊びの後にご飯をあげるのも、「狩り→食事→睡眠」という猫本来の満足サイクルを満たす上で効果的だと言われています。
ただし、夜間の活動が過剰であったり、急に生活リズムが変化した場合は、ストレスや何らかの体調不良のサインかもしれません。気になる場合は一度、動物病院で相談してみることをお勧めします🩺
猫が持つ本来の習性を理解することは、愛猫との絆を深める第一歩です。
当猫ホテルでは、一頭一頭の個性に合わせたきめ細やかなお世話を心がけておりますので、ご旅行や出張の際も安心してお任せくださいね❤️
【猫専門ペットホテル】プレミアキャットホテル&スパ東京赤坂店/飯田橋店は全スタッフ有資格者で旅先でも安心♪
当猫ホテルは港区や新宿区、文京区、千代田区などからもアクセスしやすい赤坂・飯田橋にございます。
猫ちゃんのお預けに、ぜひご利用ください😊