ブログ
【愛玩動物看護師が解説】寿命が伸びる?猫の「避妊手術」を獣医師が勧める本当の理由とは✍🧐
いつもプレミアキャットホテル&スパ東京をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
子猫を家族に迎え、初めて動物病院へ健康チェックに行った際、獣医師から「避妊・去勢手術」について説明を受けた方も多いのではないでしょうか。
その中で、飼い主様が最も悩まれるのが「女の子の避妊手術」です。
男の子の手術と比較して、女の子はお腹を開けての処置になるため手術時間も長く、「健康な体にメスを入れるのはかわいそう」「痛い思いをさせてまでやる必要があるの?」と倫理的な面で躊躇されるお気持ち、とてもよく分かります。
それでも、多くの獣医師が避妊手術を強く勧めるのには、明確な理由があります。
それは「しないことのデメリット」があまりにも大きく、「することのメリット(病気の予防)」が圧倒的に大きいからです。
今回は、現役の愛玩動物看護師であるホテルスタッフが、特に怖い病気である「乳腺がん」に着目して、医学的な視点から避妊手術の必要性について解説します✨
■1歳未満の手術で「がん」を90%防げる?
避妊手術(卵巣・子宮摘出)をする最大のメリットは、婦人科系の病気を予防できることです。
その中でも特に予防効果が高いのが「乳腺がん」です。
実は、手術をする「時期」によって、将来がんになる確率は劇的に変わります。
・初回発情前(生後6ヶ月頃まで)の手術
なんと発症率が90%以上減少します。
・初回発情後の手術
発症率は80~86%減少します。
・1歳を超えてからの手術
発症率は10%程度の減少にとどまります。
つまり、最初の発情が来る前、あるいは1歳未満のうちに手術を済ませておくことが、将来の愛猫をがんから守る「最強の盾」になるのです。
■猫の「乳腺がん」はなぜ怖いの?
「がんと言っても、手術で取れば治るのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、猫の乳腺がんは非常にタチが悪く、発見された時点で約80~95%が悪性(転移しやすい)だと言われています。
肺やリンパ節へ転移しやすく、命に直結する怖い病気なのです😱
治療のための「乳腺摘出手術」は、避妊手術とは比較にならないほど猫ちゃんに負担がかかります。
◆避妊手術の場合
傷口は腹部に数センチ程度。多くの病院で日帰り~1泊2日で退院でき、1週間もすれば傷は塞がります。
◆乳腺がんの手術の場合
再発を防ぐため、広範囲の皮膚と乳腺(全部で8個ほど)を全て取り除く大手術になります。
傷口は脇腹から内股までと大きく、痛みも強く、入院期間も長引きます。
将来、愛猫にそんな辛く痛い思いをさせないための「愛の選択」が、避妊手術なのです。
■すでに大人になっている猫ちゃんの場合は?
「うちはもう成猫だし、手術しても意味ないかな…」
そう思われる飼い主様もいらっしゃるかもしれません。
確かに、複数回の発情を経験した後に手術をしても、乳腺がんの予防効果は低くなってしまいます。
しかし、手術をするメリットは他にもたくさんあります。
・子宮蓄膿症や卵巣腫瘍の予防
命に関わる子宮の病気を100%防ぐことができます。
・糖尿病などの治療スムーズに
将来もし糖尿病などの病気になった際、性ホルモンの影響を受けずに治療が進めやすくなります。
・結果的に「長生き」する
統計的にも、避妊手術をしている猫は、していない猫に比べて数年単位で寿命が長いという報告がたくさんあります。
■まとめ:愛猫の未来を守るために
・発情前(1歳未満)の避妊手術は、乳腺がんを80~90%予防できる
・避妊手術の負担は、将来のがん手術に比べればはるかに軽い
・猫の乳腺がんは悪性度が高く、決して珍しい病気ではない
・大人の猫ちゃんでも、子宮の病気予防などメリットは大きい
手術をするべきか悩んでいる飼い主様は、ぜひ一度かかりつけの獣医師に相談してみてください。
メリットとデメリットを正しく理解した上で、愛猫にとって一番良い選択をしてあげてくださいね😌
【猫専門ペットホテル】プレミアキャットホテル&スパ東京赤坂店/飯田橋店/新宿代々木店は全スタッフ有資格者で旅先でも安心♪
当猫ホテルは港区や新宿区、文京区、千代田区からもアクセスしやすい赤坂・飯田橋・代々木にございます。
猫ちゃんのお預けに、ぜひご利用ください😊
